近接過去とは、「近い未来」、つまり「~したところだ」「~したばかりだ」という意味を表します。過去なのですが現在形の動詞の活用を知っていれば使える、初学者には有難い時制でもあります。
ではこの近接過去の作り方を見ていきましょう。必須動詞はVenir「来る」という動詞。この動詞の後ろに前置詞のdeをつけてその後ろにさらに別の動詞の原形をくっつけるのが近接過去です。Venir de + 原形ということですね。この原形のところに「食べる」という動詞を入れれば、「食べたばかりだ」という意味になります。
でもVenirという動詞は原形はこの形ですが、各人称の現在形の活用形を知っていないと使いものになりません。ではまずこのVenir「来る」という動詞の活用から見てみましょう。ここで紹介するのは直接法現在と呼ばれている形です。普通に現在に使う形ですので現在形と思っておいて良いでしょう。
フランス語の動詞には6つの人称があります。私、君、彼・彼女、私たち、あなた方、彼ら・彼女らです。
各人称に対して同じ動詞が活用してちょっと形が変わります。