下の写真の上に写っている紙はルーズリーフの1枚ですが、grands carreaux またはséyèsと呼ばれている罫線で、これが最も一般的です。小学生から大学生、あるいは社会人も使っています。線が多すぎて目が痛い気がしましたが、今ではもう見慣れてしまい私自身もノートはこれを使っています。ウィキペディアによるとJean-Alexandre Seyèsという人が1892年が商標登録した罫線らしく、séyèsという呼び名は発明者の姓だったんですね。フランス語の文字を一定な間隔で書けるように発明したのだそうです。
次に使われているのは5㎜間隔のマス目のノートです。写真では下に写っている紙がそれです。Petits carreaux 一般には呼ばれています。高校生以上はgrands carreauxではなくこちらを愛用している生徒も多いです。
高校以上はノートに何を使うかは生徒の自由なことが多いと思いますが小中学校では先生が決めます。小学校は通常、ノートが学校で支給されるので家庭で用意する必要はありません(公立小学校で授業料も無料だったし有難いことです)。問題は中学。科目毎に A4, Grands carreaux, 96 pagesとかA4 grand format(という一回り大きい大判があるのです), petits carreaux とかリストになっていて全科目の分を揃えなければいけません。8月末または9月の初めになると、スーパーの文具売り場などでGrands carreaux, Petits carreauxなどと言いながらウロウロしている親子連れをよく見かけます。ちなみにノートやローズリーフ用紙を含めた一般的な文房具は7月から9月初め頃までが一番お買い得です。大型スーパーのお徳用セット出ていますので、ブランドにこだわらない方はよく使うものはこの時期にまとめ買いなさると安く手に入ります。